糖尿病へのタンポポ茶の応用

十一月十四日は「世界糖尿病デー」。

「糖尿病に対して団結しよう」というキャッチフレーズのもと、

世界各地で糖尿病抑制に向けたキャンペーンが行われる。

糖尿病は今や世界の成人人口のおよそ5-6%にあたる二億四千六百万人が抱える病気であり、

日本でも四十歳以上の三人に一人が糖尿病または糖尿病予備軍であると推定されている。

しかも、糖尿病は自覚症状がないまま進行するので、健康診断で注意を促されても生活習慣を

改善させることができず悪化させてしまうことが少なくない。

発売して間もないころより、ショウキT-1(以下、タンポポ茶)が糖尿病によいという

症例や実験例が寄せられ、現在も多くの方が糖尿病改善の一助としてタンポポを

飲まれているが、本稿では東洋医学的見地からその理由を、

また、それらを裏付ける実験結果と症例をあわせて紹介する。

東洋医学では、糖尿病は消渇という。

飲食の不摂生、精神的ストレス、過度の労働、肥満、先天的体質などが発生の主な原因であり、

陰が虚損して体内の水分が奪われ、乾燥して体内に乾いた熱を生じる。

東洋医学では胴体を上焦、中焦、下焦の三つに分け、あわせて三焦と呼ぶ。

中国の古典「金匱要略」によると、糖尿病になると上焦には肺の熱がこもりのどが渇く、

中焦には胃の熱がこもるためいくら食べてもお腹が減る、

下焦には腎の熱がこもり多尿となるため腎臓の負担が大きくなる。

タンポポ茶には三焦を開く、つまり全身の毛細血管を開き、

かつ利尿する働きがあるので、体の中の湿熱を取る。重症化を避けるためには、

できるだけ三焦に湿熱としてある間に対処するのがよい。

というのは、三焦にたまった湿熱はやがて三焦と表裏している心包に入ってお皿を作るが、

これが問題であるからである。

心包には二つの大きな役割がある。一つは神志を主る。

これは精神のことで病むとうつになる。もう一つは血脈を主る。

これは血管のことで、病むと狭心症や心筋梗塞、脳梗塞になる。

目の毛細血管が壊れると網膜症に、腎臓の血管が壊れると腎透析になる。

これは糖尿病患者がうつになりやすいことや、血管がボロボロになり血栓ができて

全身で詰まる西洋医学の知見とも合致する。この場合も全身の毛細血管をひらいて

尿を出すのが有効であるので、タンポポ茶が適している。

また「金匱要略」に糖尿病にはハ味地黄丸が効くとある。

ハ味地黄丸が補腎の薬であるが、これは糖尿病になると全身的な新陳代謝の

異常により生体の機能が低下し、東洋医学でいう腎虚の状態になるからである。

病状が進行して透析などに移行した場合、六味丸(陰虚)、ハ味丸(陽虚)で

補腎する処方が考えられる。

さらに柴芩湯を加えてもよい。タンポポ茶には補腎の働きをするアリが入っており、

タンポポの湿熱を取る働きとあわせて効果がある。

尿毒症になり体が痒くなる症状に対しては、竜胆瀉肝湯や黄連解毒湯(清熱)などで解毒作用を高める。

健康プラス vol.15(2011年)より抜粋

kenkoplus15

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