―全身ではなく、部分的に温める―

中医学では経絡のツボを温めることで体全体を温め、体の外から体を元気にする方法を取ります。体の外から治すので「外治」と呼ばれています。

例えば小指をこすり合わせると手から体全体が温かくなってきます。この部分には交感神経・体温の経絡が通っていますから、こすることで体全体が温まり、体温調整にいいのです。手軽にできる冷え予防です。

部分的に温める方法として、私はみなさんに温灸療法を勧めています。

温灸療法というのは経絡の上にあるツボ(経穴)や患部を温めることです。

温めることで気や血のバランスを取り、体の内外を流れる経絡の河の流れをスムーズにします。ツボのあたりを温めるだけで、体に溜まっている毒を排泄する、血流をよくする、自律神経を安定させる、ホルモンバランスを整える、などの効果があります。

例えば「大椎(だいつい)」というツボがあります。首を前に倒した時に、襟首の所に飛び出る骨の下にあるツボです。ここを温めると風邪・咳・五十肩・円形脱毛症・生理痛・不妊などの効果があります。

どのツボを温めればどのような効果があるのかは別の機会でご紹介しますが、ツボを温める温灸剤はよもぎが1番いいですね。

部分的に温めるならカイロでもいいのでは・・・?と思った方もいるかもしれません。しかし、温まり方が違うのです。

お灸は灸ですから燃やす事で熱が深く浸透し、体の芯から温める事ができます。一方、カイロは皮膚の表面だけ温めます。冷えは体の中から温める事が大切なので、冷え性の方はお灸を使う習慣をつけることをお勧めします。

ちなみに私が開発した温灸器は、1000年以上の歴史を守りながら改良を重ねたもので、非常に使いやすいものであると自負しています。

温灸剤にはよもぎを使用しています。よもぎは炭化させて煙をカットしているため、いやな臭いがありません。また、熱くないため直接肌に触れても火傷の心配がなく、肌に温灸器の跡がつかない、1人でできるなど、手軽に利用して頂ける温灸器になっています。

血行の促進、筋肉のコリや疲れを取り去るなどの効能があるので、冷え性の多い女性には特に使って頂きたいと思います。

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医学博士 邵輝(ショウキ)

たんぽぽ茶ショウキT-1を開発 毎日放送・情報番組「なるほど!」解説者(ツボ・漢方など東洋養生)、 朝日カルチャー「薬膳入門」講師、NHK文化センター「食養生」講師、 リーガロイヤルホテル、シェラトンホテル、阪神ホテル「薬膳セミナー」アドバイザーなど活動は多岐にわたり、英ウィメンズクリニック、船戸クリニック、工藤クリニック、  谷口眼科の漢方相談も実施しており、専門分野は、鍼灸、漢方、ウイルス免疫学、遺伝子学、予防医学に焦点をあて、東洋医学の可能性を総合的な観点から追求する。  タンポポに高い抗ウイルス効果及びホルモンに作用することを突き止め、 有効成分(T-1)の存在を発見。 タンポポ研究の第一人者で、「タンポポ先生」とも呼ばれている。     著書 ⇒「解毒革命」                  メタモル出版 ⇒「4000年健康法-これだけ分かれば医者いらず」 メタモル出版      ⇒「レンゲで美顔」                本の泉社出版 他多数      **************************************

4000年健康法より一部抜粋  邵輝(ショウキ)

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