―経絡・ツボを刺激する―part2

具体的に温灸するツボと改善される症状をお話しましょう。温灸器はご自分の一番使いやすいものを選んでください。温灸は続けることで病状を緩和し、体質改善につながりますから、使いやすものを使うのが持続するコツです。

プチうつ 何となく気分が晴れない…、そんな時は脳に陽気を増やすといいですね。温灸するツボは、「耳」、胸の真中にある「壇中(だんちゅう)」、背中の脇の下の高さで背骨の上の位置にある「神道(神道)」、おへその位置にある「神闕(しんけつ)」。耳は自律神経を調節します。神道は督脈の上にあり、ストレスがとれて心が強くなります。神闕は体のエネルギーを増やします。毎日、それぞれ約20分温めます。

私が研究している松瘤から採取する松節は香りが高く、セロトニンを増やしてくれるので、うつ症状に効果があります。

腰痛 中医学では体の冷えが原因と考えられており、腰の辺りを温灸することで「寒」と「湿」を取り除きます。温灸するツボは、背骨の上の位置にある「腰陽関(こしようかん)」、横になって足を曲げた時、左右の股関節にできる筋の先端にある「環跳(かんちょう)」。ひざの後ろになる「委中(いちゅう)」も効果があります。それぞれ約20分温めます。

肩こり・五十肩 湿気の多く陽気が不足している日本の風土では、肩こりの人が多いです。五十肩は関節の老化が原因です。どちらも経絡の詰まりを取ると、治療や予防に効果的です。温灸するツボは、肩甲骨の一番上の内側にある「肩外兪(けんがいゆ)」。左右それぞれを約30分温めます。五十肩は気になる肩関節を温灸すると治療や予防に効果的です。

頭痛 頭痛は脳の血液の循環が低下したことで気が不足して起こります。温灸するツボは、頭のてっぺんで耳と耳をつないだ線との交点にある「百会(ひゃくえ)」。百会はエネルギーの集まる場所なので、温めると脳の血液循環がよくなります。約20分温めます。

4000年健康法より一部抜粋  邵輝(ショウキ)

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