―経絡・ツボを刺激する―part3

具体的に温灸するツボと改善される症状をお話しましょう。温灸器はご自分の一番使いやすいものを選んでください。温灸は続けることで病状を緩和し、体質改善につながりますから、使いやすものを使うのが持続するコツです。

下痢 中医学では、下痢は内臓のエネルギーが不足している状態で、胃腸の冷えにより機能が乱れるのが原因と考えられています。おへその位置にある「神闕(しんけつ)」を温めます。「神闕」は不妊や痩身などにも効くツボです。急性・慢性の両方の下痢や慢性の胃潰瘍性大腸炎などに効果があります。約30分温めます。

便秘 便秘は女性に多いですよね。胃腸の冷えが経絡の流れを滞らせるので、胃腸を温めて働きを活発にすることが大切です。便秘になると体に毒が溜まるため、肌も荒れてきます。温灸のツボは、おへそから左右に約3cmの場所にある「天枢(てんすう)」、おへそから下約2cmにある「気海(きかい)」。それぞれ約15分温めます。

眼の疲れ 人間は情報の約8割を眼から得ているといわれています。特にパソコンなどで眼を酷使している人が多いのではないでしょうか。老化現象も原因のひとつですが、血液循環をよくすることで遅らせることは可能です。

中医学では眼の疲れは耳と目を通る胆経という経絡に原因があると考えます。温灸のツボは、こめかみの位置にある「曲鬚(きょくびん)」、のどぼとけの両脇にあるくぼみで脈を感じるところにある「人迎(じんげい)」。それぞれ約15分温めると眼の疲れが取れます。

この2つのツボを温灸すると同時にタンポポを摂ると、緑内障、網膜症、黄斑変性症に効果があり、目の疲れや老化、白内障の予防にも効果があります。

尿もれ・おねしょ 夜、気温が下がると尿量が増えます。これは大人も子どもの同じです。特に足を温かくし、冷たいものを控えましょう。温灸のツボは、尾骨の先端に位置する「長強(ちょうきょう)」、頭のてっぺんで耳と耳をつないだ線との交点にある「百会(ひゃくえ)」。それぞれ約30分温めます。ぽかぽかと気持ちよくなった子どもはぐっすり眠ります。

足のむくみ 中医学では、足のむくみは冷えと体内に水分が溜まるためと考えます。女性に多く、体が疲れてくると足もむくんできます。温灸のツボは、足内側の中央部で土踏まずが一番高くなった位置にある「公孫(こうそん)」。両足をそれぞれ焼く15分温めます。足のむくみが取れ、静脈瘤も改善します。

4000年健康法より一部抜粋  邵輝(ショウキ)

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