―元気な精子を育む―

赤ちゃんは夫婦でつくるものですから、夫の精子が元気であることも重要です。質の良い卵子と活性に満ちた精子、どちらも同じくらい、妊娠成立には不可欠なのです。従って、男性には、元気な精子を育む体づくりに取り組んでいただきたいと思います。

人間の精子の大きさは、長さが約50μm、つまり20分の1mmです。それが排卵された卵子を目指して、ひたすら子宮、そして卵管を泳いでいくわけですが、卵子に出会うまでに要する時間は最低でも10時間、これはものすごい長旅です。

私は、不妊治療を行っている方によく、「卵子は人間にあてはめると、日本からブラジルくらいまで泳ぐのですから、大変なんですよ」と申し上げるのですが、使うエネルギーもすごい量です。しかも、卵子と出会ったら、そこから受精という本番の仕事があります。相当タフな精子でなければ、こんな過酷な状況をクリアしていくことはできません。

さて、卵子は、女性が生まれた時からすべて体の中にありますが、それに対して精子は思春期以降につくられ始め、常に新しくつくられます。人間の場合、精子に育つ細胞から精子になる間が約70日、それから貯蔵場所(精巣上体)まで移動するのに14日かかります。つまり、精子がつくられ、受精能力を獲得するまでには3か月近くかかるわけです。ですから、元気な精子を育む体づくりも、すぐに効果が現れるわけではなく、3か月を最低ラインの目安として、継続することが大事です。

それには、まず体内の毒、特に溜まりやすい精巣の毒を取り除くことです。これには女性同様、タンポポT-1を服用すると効果が期待できます。また、喫煙の習慣があるなら、健康のためにも禁煙するに越したことはありません。お酒は、適度に楽しむのはいいですが、飲み過ぎはいけません。食事も極力外食を減らして、バランスの良い食生活をしてください。そして、極力ストレスを避ける、ストレスを発散させる、ストレスに強くなることです。つまり、女性が妊娠しやすい体をつくるのと同じように、食習慣や生活習慣を改善することなのです。

悪い食生活や生活習慣、ストレスは、体内に大量の活性酸素を発生させてしまい、精子の受精能力・運動能力を低下させてしまい、またDNAを破壊して、染色体異常を引き起こします。この活性酸素を除去するということでも、先述の松の節のエキスは効果的です。ちなみに活性化された好中球とマクロファージを使った実験では、松の節のエキスが、98%スーパーオキシド(活性酸素の1種)を除去したことが確認されています。

さらに、松の節のエキスは精神を安定させる作用がありますから、抗ストレスという面からも有効です。

赤ちゃんを授かりました!より一部抜粋

                               邵 輝(ショウキ)

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