体を冷やさずにおしゃれを楽しむことは矛盾しない

バラエティ番組でおなじみだったモデルのマリエさんは現在、デザイナーとして自らのブランド、「パスカル マリエ デマレ」を立ち上げて新しいステージで活躍しています。ニューヨーク留学から帰国してデザイン会社を立ち上げた当初は企業の制服のデザインをされていましたが、なぜ制服のデザインをしようと思ったかという理由が興味深いです。

日本人の女性の病気、特に子宮がんなどの子宮の病気が世界的にみても多いことについて、それは若い子が着る制服が一因ではないかとマリエさんは言います。実際、日本は世界一の制服大国で、幼児から大人まで制服を着る機会が多いです。そして、若い女の子たちはおなかまわりを一番守らなければいけない時に、「かわいいから」寒くてもミニスカートをはいておなかを冷やしています。

「かわいいのもおしゃれも好きだけど健康は守りたい。若い子の将来の病気をなくしていきたい。少しでも原因があるなら、私はそれをデザインという面で制服を変えていきたいと思いました」とマリエさんは言います。

制服なら生地や機能にこだわることで一気に何千人、何万人という人の生活や環境をより良い方向に変えることができます。年齢にかかわらず女性は体を冷やさないことが大切ですが、おしゃれのためにしばしば健康は後回しにされてしまいます。

不妊治療をされている患者さんは特に「体を冷やさないように」と言われますが、体を冷やさずにおしゃれを楽しむことは矛盾しないことをファッションアイコンのマリエさんが言われているのはよいことだと思います。美しくあろうとする女性は輝いています。「赤ちゃんのためにおしゃれをがまんする」のではなくて、楽しみながら工夫することでよりよい自分を目指すことにつながると思うからです。

健康も守り、おしゃれも妥協しなくていいということがデザインで可能なら、女性にとってはうれしい知らせです。マリエさんにはぜひ、学校の制服もデザインしてほしいと思います。

<参照>
■マリエ、「私が伝えてゆきたいこと」、神戸学校講演、2017年9月27日開催

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