『健康プラス』松節の抗酸化作用と抗ストレス作用

2018年2月10日発売の『健康PLUS』30号で、野崎康弘先生の『薬草百話』と柳原延章先生の『身のまわりの薬あれこれ』において松節が取り上げられていますので紹介します。

『薬草百話』では赤松のところで松節についての記述があります。

松節とは松瘤ともいい、松の木が虫などによる傷を治すためにできたもので、ビタミンEの50倍、ビタミンCの20倍以上の抗酸化作用があります。

中国の古書に「筋骨を丈夫にして痛みを取り除き、目や耳を治し、婦人病や不妊症などに効果がある」と書かれている
『健康プラス30号』、「薬草百話」より引用

とあるように、漢方薬としても使用されます。

一方、『身のまわりの薬あれこれ』では松節がストレスによって引き起こされるさまざまな症状を抑制する可能性について記されています。

詳しくは本文を参照いただきたいですが、ストレスを受けると脳が刺激され、腹部交感神経からアセチルコリンが遊離します。アセチルコリンはアドレナリンを放出しますが、アドレナリンが出過ぎると免疫系を抑制してしまいます。

松節はアセチルコリンによって引き起こされるアドレナリン分泌を抑制することが研究で明らかになり、松節の抗ストレス作用を示唆しています。

漢方薬も科学的に検証される時代となり、多くの研究が進んでいます。患者さんが納得して使えるような根拠を提供することは、今後、医療に携わるものにとってますます重要になっていくと思います。

<参照>

■野崎康弘、『薬草百話』薬草苑「神薬才花苑」の女性のための薬草・薬木、健康プラス30号

■柳原延章、『身のまわりの薬あれこれ』健康食品と抗ストレス作用、健康プラス30号

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