タイが出生率を上げるために「魔法の薬」を配布

少子化に悩んでいるのは日本だけではありません。
タイでは1960年には一人の女性が6人以上出産していましたが、2015年には1.5人に激減し、急速に高齢化しています。
出生率が落ちた理由はいろいろと語られますが、多くの人が子どもは「重荷」だと思っています。

タイ政府は出生率を上げるためにさまざまな制度を導入してきました。
その中には現金支給や税の優遇措置も含まれますが、育児にかかる費用をカバーできず、出生率は世界でも最低水準のままでこれといった成果はあがっていません。

そこでタイ政府は新たに「魔法の薬」と政府が呼ぶサプリメント配布を開始しました。
妊娠の準備を促すために、バンコク内の6カ所でピンクの箱に入った葉酸と鉄剤がカップルたちに配られました。妊娠するためにどう健康を保つかを説明するパンフレットも付いています。

もとより出生率を上げる「魔法の薬」などありませんが、タイの政府担当者は「性について話すことが以前ほどタブーではなくなったとはいえ、人口を増やすためにもっと妊娠が話題にならなければならない」と語り、ピルが妊娠について考えるきっかけになることを期待しています。

<参照>
■Panu Wongcha-um and Amy Sawitta Lefevre, Thailand Bets on ‘Magic Pills’ to Boost Declining Birth Rate, Medscape, 2/15/2018

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする