世界初の全陰茎・陰囊移植に成功

米国のジョンズ・ホプキンズ大学は2018年4月23日、同大学の外科と泌尿器外科による移植チームが世界初の全陰茎および陰囊の移植手術に成功したと発表しました。

3月26日に行われた手術は外科医11人による14時間に及ぶ大がかりなもので、アフガニスタンで従軍中に負傷した退役軍人に対し、死亡したドナーから提供された全陰茎、陰囊、腹壁の一部が移植されました。睾丸は倫理上の問題から移植されませんでした。

性機能の回復は陰茎の再建手術では不可能です。

血管柄付複合組織移植と呼ばれる今回の手術には皮膚、骨、筋肉、腱、血管の移植も含まれます。

拒絶反応のリスクを下げるために骨髄も移植されましたが、同チームは免疫抑制剤を最低限に抑えるための免疫調整プロトコルを開発し、投薬量は通常よりもずっと少量だということです。

同チームによると、患者は半年から1年で性機能を含めて回復する見通しです。

<参照>
■慶野永、「世界初の全陰茎・陰囊移植に成功」、Medical Tribune、2018年5月7日
■デーナ・ドビー、世界初のペニスと陰のう移植手術が成功、性機能も戻る First Penis and Scrotum Transplant Was a Success、Newsweek、2018年4月24日
「陰茎と陰のうの完全移植手術、世界初 米軍人に」、BBC News、2018年4月24日

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