抗菌薬は正しく使用を

2018年8月に鹿児島大病院で耐性菌に感染した患者が死亡しましたが、同様の院内感染はこれまで福岡大病院や帝京大病院でも起こっています。

耐性菌出現の背景に抗菌薬の乱用があります。

国立国際医療研究センターの一般人を対象にした意識調査によると、回答者3192人のうち43.8パーセントが「抗菌薬は風邪やインフルエンザに効く」と回答していましたが、これは誤解です。

抗菌薬は細菌に対して効果がありますが、風邪やインフルエンザはウイルスが原因なので効果はありません。

一方、日本化学療法学会と日本感染症学会による診療所の医師を対象にした調査によると、274カ所からの回答のうち12.7パーセントが「希望通り」、50.4パーセントが「説明しても納得しなければ」風邪の患者や家族が望んだ場合、抗菌薬を処方すると答え、約6割において不要な抗菌薬が使われていることがわかりました。

本当に必要な時に必要な薬を使うことができるよう、患者、医師の双方に意識を変える必要があると思います。

<参照>

「風邪に抗菌薬を処方」効果なし…患者は評価も、読売オンライン、2018年8月17日

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