子宮内膜炎が妊娠と出産に影響

子宮内膜炎が不妊に影響を及ぼすことを示唆する調査がありましたのでご紹介します。

東京大学医学部付属病院の着床外来を2006年6月から2008年7月に受診した女性128人のうち80人に内膜炎がありましたが、抗菌薬による治療で9割が治り、その後の状況が把握できている49人中29人が妊娠しました。

同様の結果は、国内外の他の病院からも報告されています。

滋賀医科大学付属病院の母子・女性診療科を2014~16年に受診した不妊症の女性、114人の体外受精の結果を比較した調査では、内膜炎がない女性の妊娠率が7割弱なのに対し、内膜炎がある女性は3割強でした。また、出産率も内膜炎がない女性が4割強なのに対し、内膜炎がある女性は1割強でした。

子宮内膜炎が妊娠や出産に影響を与えている可能性は高いですが、治療法について、滋賀医科大学の木村文則准教授は現時点では抗菌薬が最も有効だとしながらも、抗菌薬の種類や期間はさらなる検討が必要として、安易な抗菌薬使用に警鐘を鳴らしています。

<参照>
■大岩ゆり、子宮内膜炎、不妊に影響か 抗菌薬の治療で妊娠率向上、朝日新聞、2018年9月12日

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