減酒で禁煙の成功率が高まる可能性

飲酒量を減らせば禁煙の成功率が高まるかもしれないという研究がありましたのでご紹介します。

米・オレゴン州立大学のSarah S. Dermodyさんのグループがアルコール使用障害治療中の患者を対象に飲酒量の変化に伴うニコチン代謝物比(NMR)の変化を検討したところ、男性では飲酒量が減少すると唾液中と尿中のNMRも有意に低下していたことがわかりました。

NMRが高い人は禁煙が難しいとされ、以前はNMRは変化しないと考えられていましたが、この結果を受けてDermodyさんは「禁煙の成功確率を高めるため、酒量を減らすように勧めると効果的かもしれない」と考察しています。

今回の知見は今後新たに大規模集団で検証・再現を試験するとのことですが、ハードルの高い禁煙のアプローチにつながることが期待されます。

<参照>
■谷本真幸、減酒ができれば禁煙も?、Medical Tribune、2019年01月15日
■Dermody SS et al, Changes in Nicotine Metabolite Ratio among Daily Smokers receiving Treatment for Alcohol Use Disorder, 2018 Dec 17, Nicotine Tob Res. doi: 10.1093/ntr/nty265.

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