1滴分の血液で早期の卵巣がんを検出

国立がん研究センター研究所の研究グループが、わずか1滴分の血液を用いて高い精度で卵巣がんを検出する診断モデルの作成に成功しました。

4046例のヒト血清中マイクロRNAを解析し、卵巣がん患者で有意に変化する複数のマイクロRNAを同定し、それらを組み合わせることで作成された診断モデルは卵巣がん患者全体の98.8パーセントを正しくがんであると判別します。

卵巣がんは早期診断が極めて困難ですが、ステージIの患者群において95.1パーセントの精度で陽性と診断することができ、ステージIIからステージIVの患者群は100パーセント陽性と診断できます。

実用化にはまだ数年かかるとのことですが、国立がん研究センター中央病院婦人腫瘍科長の加藤友康さんは「既存の腫瘍マーカーにこの新しい血液検査を組み合わせて一次スクリーニング、そして二次スクリーニングには超音波検査というプログラムが、卵巣がんの早期発見と治療成績向上に寄与することが期待されます」と述べています。

<参照>
■国立研究開発法人国立がん研究センター、卵巣がんを早期から検出できる血液中マイクロRNAの組み合わせ診断モデル作成、2018年10月17日

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