肝臓と気血水 


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新陳代謝を考える上で、重要なのは肝臓です。
肝臓がよくなれば自律神経や血の流れ、水の代謝もよくなります。肝臓が悪くなると心臓をはじめ内臓に連鎖反応的に悪影響を及ぼします。
東洋医学では肝臓は気血水において大きな役割を果たしていると考えます。

■肝臓と気

東洋医学では、肝臓を単なる臓器ではなく、神経的な部分も含めて捉えます。

一つは自律神経です。「ストレスがあると肝臓が悪くなる」と言います。五行では肝臓は春です。春は草木がどんどん伸びる季節ですが、伸びることが肝臓の特徴です。抑えると気の伸びは悪くなります。ストレスがある時は発散します。

ストレスは気が詰まっている状態です。肝臓の気の流れをよくするには便通をよくすることと食事に気をつけます。

食べると気は弱くなるので食べすぎないことです。「食べないと元気がなくなる」と一般的には思われていますが、食べるとエネルギーを使うので食べすぎると気は弱くなります。

今、不登校の子どもが増えています。子どもは肝が弱いので気も弱く、学校に行きたくないというストレスでおなかが痛くなることがあります。子どもは親から「食べないと大きくなれないからたくさん食べなさい」と言われますが、食べる量と身長の伸びは関係ありません。その子が自然に食べている分で大丈夫です。

■肝臓と血

肝臓と血は特に女性と関係が深いです。女性は生理があるので、血虚という血が足りない状態になりやすいです。血虚になると冷える、イライラする、爪が割れやすい、眠れないなどがあります。睡眠が悪いとホルモンバランスにも影響します。

70歳であっても解毒ができれば体はまだ成長していくことができます。成長に大事なのは心胞、西洋医学的には心臓ですが、肝臓が悪くなって血液がどろどろになると心臓が疲れていきます。心臓を大事にするのであれば血液をさらさらにたもつことが大事です。

■肝臓と水

水で重要なことは新陳代謝、すなわち解毒です。

汗や尿、便で体の中にたまった毒を排出します。一般に解毒というと農薬や防腐剤を考えますが、東洋医学では体からうまく排出されないと、食べ物も毒になると考えます。例えば、甘いものをとりすぎて血液がどろどろになり、脳に詰まると脳梗塞、固まると腫瘍になります。外から毒が入ってくるだけでなく、自分の中で毒を作っていることが問題です。

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