発酵食品で早期早産リスク減

発酵食品は健康によいと言われていますが、富山大学の研究グループが妊娠前に味噌や納豆などの発酵食品を食べていると早期早産リスクが低くなることを発表しました。

早期早産は細菌感染とそれに対する免疫が大きく関係しています。発酵食品に含まれる乳酸菌や納豆菌は腸内環境を整え、免疫力を高めると言われます。そこで研究グループは早産経験者、妊娠高血圧症候群や前置胎盤などの早産高リスク者を除いた約7万8000人を対象に、妊娠前の発酵食品の摂取と早産リスクとの関連を検討しました。

結果は、みそ汁を週に1日以上食べる女性は、週1日以下の女性よりも早期早産リスクが低く、ヨーグルトや納豆をほとんど食べない女性に対してヨーグルトを週5回以上、納豆を週3回以上食べる女性は早期早産リスクが低下していました。

後期早産リスクは3食品の摂取との関連は認められませんでした。また、同グループは「摂取量が増えるほどリスクが下がるわけではない」「妊娠後の摂取に早産を予防する効果はない」と述べています。

週に1日のみそ汁でも早期早産リスクが下がる傾向が認められたことはよいことだと思います。私が「冷たいものをとりすぎないでください」「脂濃いものは控えめにしてください」と言うと「そんなに急には変えられない」「少し減らしたところで何も変わらない」という方もおられます。確かに食生活を変えるのはなかなか骨が折れることではありますが、小さいことでも気がついた時にできるところから変えていけば、きっとその先につながっていくと思います。

<参照>
■関根雄人、和の発酵食品が早産リスクを減らす? 、Medical Tribune、2019年05月23日、■Ito M et al., Fermented foods and preterm birth risk from a prospective large cohort study: the Japan Environment and Children’s study., Environ Health Prev Med. 2019 May 1;24(1):25. doi: 10.1186/s12199-019-0782-z.

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