高血圧の三大要因:塩分、脂肪、糖分


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血圧とは心臓から送り出された血液が血管の壁に与える圧力のことで、加齢に伴って高くなります。なぜかというと、マンションの水道管が20年も経てばさびてしまうように、私たちの血管もゴミがたまったり、さびて固くなります。そうすると血圧が上がり、耐えられない箇所が破れて命に関わることもあります。脳には細い血管がありますが、これがどんどんつぶれて詰まっていくと脳の損傷になり、ものを忘れるようになります。

日本では循環器系疾患は三大死因の一つであり、件数が減る見通しはありません。病院で高血圧と診断されると、血圧の薬を飲み続けなければいけません。健康な体を維持するためには血管の若さが重要です。高血圧の三大要因として塩分、脂肪、糖分があります。

塩分を摂りすぎると血圧が上がるので、厚生労働省は塩分を減らすという指針を立てています。夏場の水分補給で、よく経口補水液やスポーツドリンクが広告されていますが、塩をとりすぎないという観点からお勧めしません。昔の日本人のように麦茶や番茶、スイカ、キュウリの方がよいです。マグネシウムやカルシウムなどが多く含まれる岩塩を使用するのも一つの方法ですが、塩分の摂りすぎには注意が必要です。

脂肪は内臓脂肪と中性脂肪が重要です。脂肪は体の中にどんどん入ってきて、血液の中にはたくさんの脂肪があります。

糖が余ると脂肪に変わるので、糖分をとりすぎないことも大事です。コーヒーに角砂糖を1個入れると、血流のスピードが10%遅くなるといわれます。砂糖は「白い麻薬」といわれていますが、糖分は控えた方がよいです。

だからといって今、流行りのおかずだけを食べるという方法はよくありません。全く糖をとらないと逆に寿命が短くなるというオーストラリアの研究があります。この場合の糖は砂糖ではなく米と麦で、主食の中に含まれているでんぷんを摂ることは必要です。

全く糖を食べさせずにタンパクだけ食べさせたマウスは早く老化し、適度に米を食べさせた方は元気になるという実験があります。朝はしっかりご飯を食べ、お昼は野菜を摂り、夜は糖をとりすぎないようにしたらよいというのが私の提案です。

ただ、子どもさんがいるご家庭では甘味がないと食が進まないということもあります。成長時には糖分が必要ですし、人間には甘味も必要です。料理には少量の砂糖、みりん、アルコールは糖分なのでお酒で味をつけます。赤ちゃんがいるご家庭では気をつけて頂きたいですが、砂糖ではなくハチミツを使うという方もいます。甘いものはエネルギーになり、油は元気を出します。上手に使うことが求められます。

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