胃腸を元気にする食材

年をとると循環器系の病気が多くなるから肉や油、バター、魚は食べない方がよいといわれていますが、香港で100歳の人が普段、どんな食事をしているかを調べたところ、結構、肉を食べていることがわかりました。そのうち30人は肉まんを食べていますが、私は2個ですが、このおじいちゃんやおばあちゃんたちは5個食べています。食べる人はやっぱり元気で、胃腸が強い人は健康です。健胃、すなわち消化できるということが大事です。

漢方で消化をよくするものは、胃酸を出す黄檗(オウバク)です。奈良の伝統的な胃腸薬である陀羅尼助(だらにすけ)は黄檗を主成分とします。昔、黄檗ブームの時があり、岐阜で牡丹鍋を食べた時に「おなかをこわすから黄檗の粉末を飲め」と言われたこともあります。

胃を元気にする食べ物にはどんなものがあるでしょうか。

胃が弱い時は白米を食べるとよいです。漢方的に、ご飯には胃を癒す効果があります。調子が悪い時はお粥にするとよいです。ご飯と言えば梅干しですが、梅干しに含まれるクエン酸は新陳代謝をよくし、筋肉の疲労を改善します。

リンゴは胃酸を抑えます。消化しにくいものを食べると胃酸がたくさん出てむかつきが起こりやすくなりますが、そんな時はリンゴを食べます。肉を食べる時はリンゴも食べると胃酸を調整できます。また、肉を食べる時には香辛料が必要です。

サンマやイワシを食べて胃酸が上がる時は、大根がよいです。大根は魚を食べる時の解毒に適し、週に2~3回食べると消化酵素が出ます。

キャベジンという胃腸薬がありますが、キャベツは胃の粘膜を守ります。トンカツにはキャベツがつきものですが、油濃いものなど胃の粘膜を刺激するものを食べる時はキャベツを食べます。ただ、キャベツは繊維が多いので、毎日食べ続けると逆に消化が悪くなります。

吸収しにくい大豆のタンパクを菌の力で分解する納豆は、血液をさらさらにする力もあります。ただ、高血圧の薬を飲んでいる方は納豆を控えてください。納豆は朝食に適していて、二日酔いの時に納豆を食べるとアルコールが早く抜けます。

長芋のねばねばの成分は胃の粘膜を守ります。

卵は議論があり、コレステロール値が上がるから控えた方がよいと言われていますが、米国と英国の調査で「卵を食べている人は病気が少なくて血圧が低い」という結果があり、食べたらよいというのが最近の主流です。一日一個で充分で、週に3個くらいは食べるとよいです。

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