73歳の女性が双子を出産

体外受精の登場以来、60代の女性が次々と母親になっています。インドでは2016年にも70代の女性が男の子を出産しましたが、5日、同じくインドで73歳の女性が双子の女の子の赤ちゃんを出産しました。

生殖医療においては特に技術の進歩に社会の通念が追いついていない感が強いですが、早い時期の医学雑誌においても、異様なまでの高齢妊娠というのは何度も取り上げられている話題で、60代、70代、そして90代の記録まで残っているそうです。

患者の年齢を特定するのは難しい、もしくは不可能な時代なので、ほとんどの事例はうわさ話に過ぎないのですが、1881年、フランスの医学雑誌に「高齢妊娠」の表題を持つ論文が掲載されました。筆者は外科医のラトゥール氏としかわかっておらず信ぴょう性に欠けるものの、パリの大病院に勤める医者たちによって提出されました。

内容は、パリ郊外に住む70歳の未亡人が妊娠し、入院することになったというものです。これ以降の記録がないので真実は藪の中で、このエピソードを紹介しているトマス・モリスさんは妊娠していたことにも否定的ですが、もしこの女性が出産していて、年齢の特定が可能ならば、自然妊娠では記録上最も高齢の母親となるでしょう。

これほど超高齢でなくても、実際に高齢妊娠が可能になっている今、出産後も含めたお母さんと赤ちゃんの健康を視野に入れることの重要性を改めて感じます。

<参照>
Indian woman, 73, gives birth to twin girls, BBC News, 6 September 2019
■トマス・モリス、『爆発する歯、鼻から尿―奇妙でぞっとする医療の実話集』、柏書房

■Photo by Lisa Fotios from Pexels

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