タンポポT-1エキスの抗ウイルス効果について

タンポポT-1エキスの抗ウイルス効果についてウイルスの権威である富山大学の白木先生との研究結果を発表しましたので、以下、概要を記します。

タンポポは古くから薬草として使われ、清熱、解毒の代表的な漢方として感染症、結核、ウイルス性の風邪、扁桃炎、肝炎に使われてきました。タンポポは世界で約600種類が確認されていますが、全てのタンポポに薬効があるわけではなく、薬効があるのはそのうち100種類ほどです。

長い臨床経験からタンポポが感染症に効果があることは確かですが、エビデンスが求められています。ヘルペスウイルス(HSV-1)は普段は体の中で潜伏していますが、免疫が下がると口唇ヘルペスや角膜炎、脳炎を引き起こします。今回はタンポポの抽出成分がヘルペスウイルスを抑えることを動物モデルで証明しました。

漢方にはいろいろな成分が含まれています。抗ウイルス活性がある化合物を特定するため、タンポポエキスの異なる分画から6種のエキスを調整しました。タンポポの成分の一つであるタンポポT-1エキスにホルモン作用効果や抗ウイルス効果があります。今、薬草に関して天然資源が少なくなっているので合成物が多く使われますが、これだと薬の効果はどうしても減ってしまい、漢方の信用度を下げています。ですから、今後は有効成分を濃縮して効果を上げていくことが漢方研究の進む方向になると思います。

ヘルペスウイルスにタンポポT-1エキスを混合するとウイルスが減りました。ウイルスは細胞内のタンパクを使って増殖しますが、タンポポT-1エキスはウイルスのエンベロープ中の糖タンパクに結合することでウイルスの結合機能を障害すると考えられます。また、タンポポT-1エキスはインフルエンザウイルスにも効果があります。予防や初期の軽い状態の時に有効です。

この研究は学会でも多くの質問をいただき、注目されました。タンポポT-1エキスの成分は糖鎖であり、分子量が小さいので体の中に入りやすく副作用が少ないことも特徴です。より効果的な商品の製造方法を確立するのに役立つと期待しています。

<参照>
■邵輝、「タンポポT-1エキスの抗ウイルス効果について」、第4回統合医療生殖学会(第49回子宝カウンセラーの会)講演内容より引用
■Photo by Daniel absi from Pexels

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