卵管水腫とタンポポT-1エキス

卵管水腫は卵管が腫れて水がたまっている状態です。重症の方は7センチの卵大くらいになり、体外受精で受精卵を入れてもこの水で子宮外に流れるケースもあります。数年前は体外受精をするなら卵管は取ってもかまわないと思われていましたが、卵管はとても細く、炎症があると癒着があるのできれいに取るのは難しいです。内視鏡手術をすると妊娠率は逆に悪くなるという報告もあり、今は卵管水腫だから即、手術ということではなくなってきています。ただ、患者さんの排卵状態がよくなければ手術で癒着を取り、いい卵子が取れるようにします。

東洋医学的には水腫がある人は痰湿が多いと考えます。私は卵管水腫の場合、以下の四つの方法を勧めます。

第一に温灸です。毎日、少なくとも23時前に1回、温灸で督脈をあたためます。できればお昼にも行い、毎日2回、温灸します。

第二にタンポポT-1エキスで利水します。

第三に漢方は桂枝茯苓丸加薏苡仁を特に瘀血がある方には併用します。ただし、この漢方は牡丹皮を含みますので妊娠陽性が出たら使用を中止します。

第四に抗炎症と活血のためにシベリア産松瘤エキスを少なくとも1日6カプセル飲みます。

7年間、不妊治療を続けておられる方がいました。卵巣が腫れて卵管水腫があり、病院では手術をしないと妊娠は無理だと言われていました。結果から言うと、卵管水腫の手術はせずに体外受精で妊娠されましたが、この時、私は上記の方法(シベリア産松瘤エキスは1日9カプセル)を使いました。漢方で全て解決できるわけではありませんが、今まで体質改善をしていないのであれば試みる価値は充分にあると思います。

<参照>
■邵輝、「タンポポT-1エキスの抗ウイルス効果について」、第4回統合医療生殖学会(第49回子宝カウンセラーの会)講演内容より引用
■Photo by Dominika Roseclay from Pexels

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