情報に対する安心感が患者の意識を変える

2019年11月7日、8日に神戸で開催された第64回日本生殖医学会学術講演会・総会で行われたポスター発表では興味深い内容のものがたくさんあり、大変参考になりました。生殖と栄養に関するものでは葉酸と鉄を取り上げるものが目立ちましたが、島根県立大学看護学科、勝部愛子先生の「不妊女性の葉酸摂取と今後の課題」にはなるほどと思わされました。

同発表は、不妊女性の葉酸摂取状況と葉酸摂取に関連する要因を明らかにして課題を検討することを目的とし、聞き取り調査を行い有効な44名のデータを分析しています。その結果、葉酸やサプリメントの認知はほぼ100%であるものの、食事及びサプリメントによる葉酸摂取の推奨量を満たしていたのは4割弱にすぎないことがわかりました。

考察の中で著者は「1日の葉酸摂取量を満たしているのは医療職者から情報を入手した群の方が優位に多かった」と述べていますが、以下の指摘は興味深いです。

葉酸に関する情報はほとんどがネットからの情報であり、どの情報が適切なのか翻弄される環境にある。その中で、医療職者から情報を得た群に葉酸摂取量が多かったことは専門家からの情報に対する安心感が不妊女性の意識や行動変容に影響したと考えられる。

天然の葉酸を豊富に含む阿膠(あきょう)食品は商品としてよいものであることは間違いないのですが、不妊クリニックや薬局、薬店で販売されていることも大きな特徴であると思います。

知識も経験もある先生方に星の数ほどもあるサプリメントの中から阿膠(あきょう)食品を選んでいただき、飲み方も含めて詳しくお話しいただけるからこそ、患者さんも信頼して飲み続けてくださるのだと、この発表を見て改めて思いました。

<参照>
■勝部愛子、「不妊女性の葉酸摂取と今後の課題」、第64回日本生殖医学会学術講演会・総会ポスター発表、2019年11月7日、8日
■photo by FineGraphics

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