排卵済みの卵胞から回収した卵子でIVFに成功

Natural ART Clinic日本橋の寺元章吉先生と千葉大学大学院の生水真紀夫教授の研究グループが、排卵済みの卵胞から回収した卵子で体外受精に成功したと発表しました。Medical Tribuneに掲載された関根雄人さんの記事から抜粋して紹介します。

不妊症治療中の女性1,071例を対象に、破裂が確認された卵胞から回収された卵子は、回収成功率こそ破裂前の主席卵胞における回収成功率の約半分であったものの、破裂後に回収された卵子のうち94.2%が成熟しており、26.7%が良質な胚盤胞まで成長し、11.0%で健康な赤ちゃんが生まれました。

これまでは卵胞は一度破裂すると採卵ができなくなると考えられていましたが、破裂後の卵胞の40%以上に卵子がとどまっており、出生率も破裂前に主席卵胞から採取した卵子を用いた率に匹敵するものであったことから、今後、IVFに使用できる卵子数が増えることが期待されます。

<参照>
■関根雄人、“排卵済み”の卵胞で体外受精に成功、 2019年11月20日 、Medical Tribune
■Teramoto S et al., Prematurely ruptured dominant follicles often retain competent oocytes in infertile women., Sci Rep. 2019 Oct 21;9(1):15041. doi: 10.1038/s41598-019-51551-9.

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