米国産牛肉のE2濃度は国産の約600倍

日米の新たな貿易協定が1月1日に発効し、米国産牛肉の関税が38.5%から26.6%に引き下げられました。今後も段階的に引き下げられ、2033年度には9%まで下がります。価格が安くなるのは消費者としてはうれしいですが、安全性を考えると疑問符がつくことは否めません。

北海道大公衆衛生の半田康さんの研究グループは、米国産牛肉のE2濃度は国産牛肉と比較して脂肪で140倍、赤身で国産の約600倍と極めて高濃度であることを発表しています。そして、ホルモン剤使用牛肉の摂取量の増加は体内のエストロゲンの蓄積、濃度上昇を促し、ホルモン依存性癌の発生増加に関連する可能性を示唆していますが、不妊治療をされている方においてもホルモンバランスは重要です。

米国産牛肉を食べないようにしたとしても、ノンフィクション作家の奥野修司さんが指摘しているように、「牛脂」の形でいつの間にか口にしていることが少なくありません。例えば、牛脂はカレーやシチューのルーに使われていますし、赤身の肉に注入して霜降り肉のように加工する際に使われ、その際には安価な外国産が使われることが充分考えられます。

自分は何を口にしているのかを意識すること、そして解毒の習慣を毎日の食生活に取り入れることがご自身とご家族の健康を守るために大切であると考えます。

<参照>
■半田康 他、K3-4 牛肉および癌組織のエストロゲン濃度 : ホルモン剤使用牛肉の摂取とホルモン依存性癌発生増加との関連(高得点演題6 腫瘍,高得点演題プログラム,第62回日本産科婦人科学会学術講演会)、日本産科婦人科學會雜誌. 62(2)、2010/02/01
https://ci.nii.ac.jp/ncid/AN00190060
■奥野修司、米国牛から国産牛の600倍の女性ホルモン「牛脂」は要注意、日刊ゲンダイ、2020/01/07
■Photo by Markus Spiske temporausch.com from Pexels

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