妊活に良い食事

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東洋医学では体内に足りないものは食物から補います。卵子の質を高めるにはエストロゲンの補充が有効です。豆類やローヤルゼリー、葛粉にはエストロゲンが豊富に含まれ、卵子に栄養を補うことができます。植物エストロゲンは合成ホルモンとは異なり、体内のエストロゲン値を高めすぎたり、子宮筋腫や子宮内膜症など高エストロゲンと関連する婦人科疾患を引き起こしたり悪化させることはありません。葛粉は豆類よりイソフラボンの含有量が多いので、妊活の際は特におすすめです。

 

漢方では海のものは腎臓によいとされます。魚に含まれる栄養素は体に沢山のメリットをもたらしますが、マグロなどの大きな魚は重金属による汚染が深刻なので、妊婦さんや妊娠を予定されている方は控えるように言われています。卵も妊娠に良い食物の一つです。卵のコレステロールはホルモン合成には欠かせない要素です。

 

妊娠に良い薬膳料理に補卵湯というものがあります。鶏手羽か豚足に大豆、山芋、熟地黄、桂皮を加えて煮込み、スープを飲みます。食材の量や味付けは正確に測る必要はありません。毎日飲むことが大事なので、お好みで調整してください。

また、男性も含めて妊活中は市販のドリンクは避けた方がよいです。家で沸かしたお茶は翌日には飲もうと思わないくらい味が落ちますが、市販のドリンクは飲みきれなかった分でも問題なく口にできます。変質を防ぐための防腐剤が入っているからです。防腐剤が体に入ると精子の質にも良くありません。