もみじのお茶

永源寺のすばらしい紅葉です。

もみじは見て美しいだけでなく、有用でもあります。漢方ではもみじは胃腸炎や下痢に使われ、胃腸を元気にします。もみじかえで研究所の本間篤史代表の論文によると、もみじに含まれるポリフェノールが糖類の分解・吸収を抑制し血糖値の上昇を防ぐとあります。

近年はもみじが食材としても注目されています。関西の方にはもみじのてんぷらはおなじみです。もみじを食べる、と聞くと驚かれる方もおられるかもしれませんが、フレンチの名店、ランベリーの岸本シェフが「もみじの持っている酸味・苦味などの個性を生かしながらいろんな料理が生まれたら、日本を代表とする食材になることと思います」とコメントしており、ワインやサイダー、デザート、シャーベットなどに使われ始めています。

この季節ならではの楽しみとして、もみじのお茶はいかがですか。もみじは煮出さずに熱いお湯で入れます。少し苦みがありますが、見た目も風流で緑茶や紅茶とあいます。

<参照>
■本間篤史、カエデ属植物の血糖値上昇抑制作用とその応用に関する研究
新たな美容食品「もみじ」が注目度上昇中!その理由は?、クロワッサン、2016年04月18日

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