27年間凍結保存の受精卵から女児が誕生

Credit Haleigh Crabtree Photography    FROZEN IN TIME This incredible baby is ‘27 years old’ – just two years younger than her mother – after embryo was frozen in 1992, The US SUNより引用

米国で27年間、凍結保存されていた受精卵から女児が誕生しました。2016年に中国で18年間凍結保存された受精卵で45歳の女性が出産しましたが、27年を経過しても赤ちゃんの誕生が可能だということは驚きです。

そして、夫妻が使用した受精卵は「受精卵の養子縁組」によるものであるということも話題になっています。実は、今回生まれた女の子の姉も受精卵の養子縁組による出産で、その時は24年間、凍結保存されていた受精卵が使用されました。今回は姉と同じドナーの胚が27年ぶりに解凍され、移植されたとのことです。

今回、受精卵の養子縁組を仲介したのはNational Embryo Donation Centerという団体です。受精卵の養子縁組という形が受け入れられるかどうかはそれぞれの社会に大きく依存すると思いますが、世界にはこのような形で生まれてくる子どもたちがいるということは知っておく必要があると思います。

<参照>
■Debbie White, FROZEN IN TIME This incredible baby is ‘27 years old’ – just two years younger than her mother – after embryo was frozen in 1992, The US SUN, Dec 2 2020
18年の眠りから覚めた受精卵 赤ちゃんが無事誕生、人民網日本語版、2016年06月30日