三九灸で寒さ払い

中国の冬の風物詩のひとつに三九灸があります。これは冬至の次の日から9日ごとを「一九」「二九」「三九」と数えて、その期間にお灸をしたり、ツボに辛味温性の膏薬を貼って体内に潜む寒毒を一掃し、体質改善を図ります。冬の病気を冬のうちに治し、夏の病も防ぐのが目的です。一九灸は12月21日~12月29日、二九灸は12月30日~2021年1月7日、三九灸は1月8日~1月16日ですが、最近は一九灸の前に予備灸(12月11日~12月20日)が行われることが多いです。

陽気が弱まる今の季節は、寒さや湿邪に負けて風邪や気管支炎になりやすくなるだけでなく、古い病気の再発や持病の悪化をも引き起こしやすくなります。「冬に養生すれば来る年に痛みはない」という古いことわざがあるように、三九灸は陽を養い、寒さを払い、免疫力を向上させます。

最近はお灸のイメージも以前とはだいぶ変わってきて、冷えに悩む若い方や、体と心を見直すことできれいに歳を重ねようとされる方たちにも興味を持っていただけるのは本当にうれしいことです。RIKACOさんのYouTubeチャンネル、「RIKACO LIFE」でも名前は出ていませんが邵氏温灸器をお使いいただいていて、「すごいふんわり暖かいの。だからすごいリラックスできる」とコメントをいただいています。

新しい年を元気に迎えるためにも、ぜひこの時期に温灸で体をあたため、陽気を養ってください。

<参照>
这样艾灸,横体内潜伏的寒毒!错过再等一年!、入数字、2020-12-09
【漢方】ストレスを抱えると身体が冷える‼️知らない事だらけ〜更年期にも役立つよ〜、RIKACO LIFE、2020/11/27

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