妊活中の方は貧血に注意


Illustrated by ippuku

疲労、倦怠感、目まい、肩凝り、頭痛、動悸、息切れなど、なんとなく調子の悪い状態が続いているのは貧血が原因かもしれません。

女性は生理で毎月かなりの量の血液を失うため貧血になりやすく、50歳未満の日本人女性の約5人に1人が貧血、そして4割以上の人が鉄の貯蓄がほとんどない、いわゆる隠れ貧血と言われています。たいしたことはないと見過ごされがちですが、全身が酸欠状態になっているようなもので、からだは想像以上にダメージを受けています。

特に妊活中の方には貧血改善の重要性を強くお伝えしています。なぜなら貧血や隠れ貧血の状態で妊娠すると、初期流産、低出生体重児、早産などのリスクが上昇することがわかってきたからです。また、スポーツをされる方も意識して鉄を補充することをおすすめします。

貧血の改善には鉄だけでなく葉酸など微量元素を必要量とれるように、食事の栄養バランスを見直すことが大切です。ふだんは野菜を中心に肉は少量、魚は多めに食べるようにします。鉄の補給には肉なら心臓や赤身、赤身の魚、カキなどの貝類をおすすめしめます。天然の鉄と葉酸を豊富に含むナツメも適します。

<参照>
妊婦の貧血注意 早産、胎児に影響の恐れ、西日本新聞、2016/06/11

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