寒暖差アレルギーに温灸


Illustrated by 麦

桜も咲き始めてあたたかくなってきたとは言え、朝晩はまだ寒さを感じることが多い時節です。

暖かい場所から寒い場所へ移動した時や冷気を吸うなどの寒冷刺激で、くしゃみや鼻水などアレルギー性鼻炎のような症状があらわれることがあります。俗に寒暖差アレルギーと呼ばれますが、アレルギーではなく、自律神経の乱れが原因で起こると考えられています。花粉症の陰であまり知られていないために、当事者自身がどうして朝起きたときに鼻水がしばらく止まらないのかわからなかったり、周囲に説明しようとしても伝わらないということがあります。

お薬を使われている方もおられると思いますが、ぜひ大椎と風府に温灸をしてみてください。温灸で陽の気を補えば、冷えが体に入りにくくなります。春の養生にもおすすめです。

<参照>
■「中年女性に多い寒暖差アレルギー」、神戸新聞、2021/03/20

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