ビタミンDの補充にシイタケ



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7月7日は七夕ですが、「乾し(ほし)」と「星(ほし)」の音が重なることから乾シイタケの日でもあります。

キノコには三大旨み成分のひとつであるグアニル酸が含まれます。この物質は血液をサラサラにするので高血圧の予防に効果があると言われ、シイタケにはキノコの中でも特に多く含まれています。

乾シイタケには食物繊維、コレステロール値や血圧を下げるエリタデニン、ビタミンDなどの栄養が豊富です。シイタケにはエルゴステリンという物質が多く含まれ、これが紫外線の作用でビタミンDに変わります。カルシウムの吸収を促し、骨や歯を形成しますが、近年は妊娠とビタミンDの関係が注目されています。

6月13日に開催された子宝カウンセラーの会で、はなおかレディースクリニックの花岡正智先生に「医師が教える妊娠しやすい生活養生」と題してご講演いただきましたが、その中で「ビタミンDは着床環境を改善し、習慣流産のリスクを減少させ、濃度が高いほどAMHが高い傾向にあり、排卵障害の方にも有効である」と言われていました。

ビタミンDを補充する方法について、YouTubeでも動画を公開しています。ぜひ、あわせてご覧ください。

食べる1時間ほど前にシイタケを日光に当てるだけでもビタミンDの含有量は高まります。冷凍保存もできるので、常備していろいろな料理に活用してください。

<参照>
■花岡正智、「医師が教える妊娠しやすい生活養生」、子宝カウンセラーの会、6/13/2021
■田中修、『植物はおいしい』、筑摩書房

■邵輝、【妊活のための体づくり】ビタミンDを取るには