キノコでビタミンD補充


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今は年中、食べられますが、やはり秋になるとキノコの季節だと感じます。

ビタミンDを多く含むキノコは、妊活中の方におすすめしたい食材のひとつです。
着床環境や排卵障害の改善、習慣流産リスクの減少など、ビタミンDと妊娠を関連付ける論文が複数あり、取らない理由はありません。

近年、ビタミンDが含まれることで人気が高まっているマイタケは、今でこそ栽培されているので手に入りやすいですが、天然物を見つけるのは至難であるため、江戸時代には同じ重さの銀と交換され、家族にも取れる場所は教えなかったとの言い伝えもあります。
「見つけたら喜びで舞い上がるほど嬉しい」からマイタケという名前がついたのも納得です。

また、干しシイタケもよいです。
シイタケに多く含まれるエルゴステリンという物質は紫外線の作用でビタミンDに変わり、食べる一時間ほど前にシイタケを日光に当てるだけでビタミンDの含有量は高まります。

必要な栄養素は毎日の食事からとり続けるのが望ましいです。
食材の特徴を知って、うまく体づくりに役立ててください。

YouTubeの「【妊活のための体づくり】ビタミンDを取るには」でも、ビタミンDを取りやすい方法をお話ししています。
あわせてご覧いただければうれしいです。

<参照>
■田中修 、『植物はおいしい』、筑摩書房