婦人科受診の満足度 30代は通いやすさを重視


Illustrated by nicosolu

ロシュ・ダイアグノスティックスが行った婦人科の受診に関する意識や実態に関する5カ国調査において、婦人科受診の際の満足度は、日本、イギリス、フランス、スウェーデン、オーストラリアの5カ国中、日本が断とつの最下位であることが報じられました。

不満ポイントとして挙げられた項目において、日本では「待ち時間が長い」が他国と比べて突出していました。

また、日本における満足ポイントは年代別で特徴があり、20代では「女性医師が対応」と心理的な項目が挙げられた一方で、30代では「予約がとりやすい」「待ち時間が短い」「土日祝日や夜間も診療」など、通いやすさが挙げられました。

2022年4月から不妊治療が保険適用となり、人気のあるクリニックは患者数のさらなる増加が見込まれ、ただでさえ長い待ち時間がさらに延びることが懸念されています。

患者数が増えると「待ち時間が長い」「説明が足りない」というクレームも増加しますが、英ウィメンズクリニックにしのみや院では、今では誰もが当たり前に使っているツールを組み合わせ、ITを活用して待ち時間短縮と説明の質を確保されています。
具体的な方法は2022年3月の子宝カウンセラーの会でお話いただいたのですが、参加された先生方にもおおいに参考になったと思います。

というのも、薬局や薬店では病院と比較すればゆっくり相談できるとはいえ、ひとりの方が長くなると、あとの方はそのまま時間がおしてしまいます。
とはいえ、患者さんが話されているのにさえぎりにくい・・・ということで、お店ではなかなか悩ましい問題でした。

「患者さんへの十分な説明」と「次の患者さんの待ち時間」を天秤にかけないための方法はいくつもあると思いますが、IT導入もそのひとつであると思います。

<参照>
婦人科検診、日本は満足度が最低、Medical Tribune、2022年07月01日