『HEALTH PLUS』45号発売 特集:心躍る暮らし


Photo by methaphum

『HEALTH PLUS Vol.45 2023』が発売になりました。
今号のテーマは「心躍る暮らし」です。

今回、私は「手診 ~手を使った養生法~」と題してお話しました。

東洋医学には病気になる前に対応する「未病を治す」という考え方があり、自分で不調に気づく方法や養生法が伝えられています。

明治国際医療大学鍼灸学部長の伊藤和憲先生は著書、『今日からはじめる養生学』で「自分の身体の長所や短所をまず把握し、季節の移り変わりや日々の暮らし方が人体に及ぼす影響を知り、心の動きと身体の機能との関係性を考え、些細な身体の変化にいち早く気づいて対処していくのが養生」と述べられています。

ご自身の健康状態についていちばんご存じなのはやはり本人ですから、自分で不調に気づく方法や養生法を積極的に発信していますが、今回は特に小児科領域において用いられ、ご家庭でも応用しやすい手診を取り上げました。

生命エネルギーである「気」の変化は体のいろいろなところに現れますが、特に出やすいのは手です。手には多くのツボと経絡があり、内臓のようすが反映されます。体調のチェックシートとしてこれを利用するのが手診です。

手を使った養生法もあわせて紹介しています。
ご一読いただければ幸いです。

「手で世界は変わる」ことを、ぜひご自身で体感してください。

<参照>
■邵輝、「手診 ~手を使った養生法~」、『HEALTH PLUS』Vol.45 2023

■伊藤和憲、『今日からはじめる養生学』、インターナショナル新書