夏に食べるイメージが強いウナギですが、天然物は冬が旬で、日本では縄文時代から食用とされてきました。中国では水中の薬用人参と言われるウナギは、タンパク質や脂質の他にミネラルもバランスよく含み、免疫力を高めるビタミンAは特に豊富です。
薬膳的には、補気・補血(疲労回復と滋養強壮)、補腎(老化防止)、補肝明目(目の健康のサポート)、祛風湿(関節痛やリウマチの緩和)の働きがあります。
東洋医学には「食材を丸ごと食べることで、その栄養と生命力を全部得られる」という考え方があります。ウナギは身だけでなく、骨や皮、肝など頭から尻尾まで余すところなく楽しめます。
骨はパリパリに揚げた骨せんべいがおいしいです。骨や歯を強化し、心を落ち着かせる働きがあります。
ウナギの皮のゼラチン質は陰を補います。肌と髪に潤いを与え、関節を保護します。
ウナギの頭は、精神安定や脳の活性化によいとされます。おいしい出汁が取れるので、関西では豆腐やうどんと煮込んだり、雑炊にします。割って焼くとつまみにもよいです。
肝は鉄分や葉酸が多いので、貧血の方や妊婦さんにおすすめです。肝吸いや串焼きがよく知られていますが、甘辛く煮たり、キュウリと酢で和えてもおいしいです。
漢方では清熱解毒と明目の働きがあるとされます。清熱解毒とは余分な熱を取り、毒を出すことで、のどの痛みや吹き出物など炎症性疾患に用いられます。
明目といって目の健康をサポートする働きについては、YouTubeにてご紹介していますので、あわせてご覧いただけたら幸いです。












