子どもの名前がわからないのは昔から

 

「最近はふりがなをつけてくれないとどう呼んでいいのかわからない名前が多すぎる」とボヤく方は少なくありませんが、それは今に始まったことではないようです。

 

鎌倉時代から漢字と読みが一致しない名前が流行していたようで、源頼朝もその一つです。「朝」には「とも」という読み方はなく、名前用に勝手に作り出した名乗り字というものだそうです。名前が読めないので古くから名前の読み方辞典が作られていたそうです。

 

以前、子どもに「悪魔」と命名して非難された親がいましたが、『土佐日記』の作者、紀貫之の幼名は阿古屎(あこくそ)です。大人になったら改名するとはいえ、あまりにあまりな名前です。

 

子どもに雷音(ライオン)という名前をつけたのは、三越を日本有数のデパートに成長させた支配人、日比翁助さんです。今の親でも引くようなキラキラネームですが、明治時代の話です。

 

子どもの名前にまつわるいろいろなことは今も昔もあまり変わらないことがわかります。

 

 

<参照>
■パオロ・マッツァリーノ、『パオロ・マッツァリーノの日本史漫談』、二見書房

■パオロ・マッツァリーノ、『「昔はよかった」病』、新潮社

 

 

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