鼻詰まりにモクレン

 


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モクレンが満開です。
美しい花と香りで春を彩るだけでなく、つぼみは辛夷(しんい)という生薬としても使われます。

 

辛夷は辛みで体を温める性質があり、辛温解表薬に分類されます。辛温解表薬は辛味で気を発散し、温性で冷えを取り、体表にある邪気を取り除き(解表)ます。体に侵入しようとする風寒の邪気を追い出すので風邪のひき始めによいです。

 

辛夷は鼻の通りをよくし、頭痛をやわらげる生薬として、古くから重宝されてきました。漢方薬では、風邪薬の辛夷清肺湯や、鼻炎・蓄膿症・花粉症に使われる葛根湯加川芎辛夷に配合されます。

 


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東洋医学では、「肺」は単に酸素と二酸化炭素のガス交換をするだけでなく、呼吸によって気をめぐらせ、水分代謝を担う働きがあると考えます。体内で気や水がうまくめぐらずに余分な水が詰まってしまうと、鼻づまりや鼻水の症状として現れます。辛夷は冷えでたまった水の発散を促し、これらの症状をやわらげます。

 

薬膳ではモクレンのつぼみや樹皮を煎じたり、お茶に混ぜて使うこともあります。辛夷には精油成分が含まれるので、鼻を通すために用いるなら、長く煮出して香りが飛ばないようにするとよいです。

 

 

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