不妊治療研究とAI

 

 


Illustrated by Steve Johnson

 

 

第111回日本泌尿器科学会総会において、東邦大学の小林秀行准教授が血液検査で男性不妊症のリスクを予測できるAIモデルを発表しました。不妊治療において精液検査は必須ですが、検査を受ける敷居が高いという課題があるため、この技術が実用化されれば大きなメリットになります。

 

小林さんの研究チームは、2021年にも男性不妊症における精巣組織の病理診断AIモデル構築を発表しています。この研究の画期的なところは、Google Cloud の AutoML Visionを用いることで、AIの専門知識がなくてもAIモデルの開発に成功したことです。

 

膨大な量のデータを高速で処理できるAIは、今や社会のいろいろな場面で使われています。これまではAIを扱える人材が必要でしたが、今後は使用ツールも改善され、専門家でなくても使うことができるようになり、さらにはより使いやすいものへとなっていくと思います。

 

東洋医学を含め、医学は決して全てをデータで置き換えられるものではありませんが、これまでの知見をより活用していくためにも、新しい技術にオープンであることは大切だと思います。

 

 

<参照>
■酒德波和、精液検査なしで男性不妊症をスクリーニングするAIモデルを構築 非閉塞性無精子症では「不妊リスクあり」の正解率100%も、日経メディカル、2024/05/21

■プレスリリース 発行No.1131、プログラミング不要の画像認識AIを用いて男性不妊症における精巣組織の病理診断AIモデルを構築、東邦大学、令和3年5月10日

 

 

 

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