生理痛をやわらげるカボチャの種


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妊活のご相談を受けていると、生理が来るたびにお腹が痛い、イライラする、体がだるいといった不調を感じておられる方がとても多いです。「痛み止めの薬は飲んでいますが、改善できる方法はありますか」と聞かれた際、私はカボチャの種をおすすめしています。

中国で南瓜子と呼ばれるカボチャの種は、体内の余分な水分を排出し、腫れを引かせる生薬として使われてきました。カボチャの種の甘味は急激な痛みを和らげ、胃腸を整えて気を作るサポートをします。気が充実すると、血の巡りもスムーズになります。東洋医学では、生理痛は気血がうまく巡っていない状態ですので、滞りによる痛みが軽減すると期待できます。

栄養学的に注目なのは、カボチャの種に含まれるマグネシウムと亜鉛です。

生理痛の主な原因は、子宮が強く収縮することです。マグネシウムには筋肉をゆるめる働きがあり、子宮の過剰な収縮が抑えられます。

亜鉛はホルモンバランスを整えて生理前のメンタルの不安定をやわらげ、生理痛を引き起こすプロスタグランジンの過剰な分泌を抑える助けをします。

さらに、抗炎症作用があるオメガ3・オメガ6脂肪酸や、気分の落ち込みを和らげるセロトニンの主要な前駆物質であるトリプトファンも含まれます。

セロトニンは、網膜が強い光を感知することで合成が始まり、咀嚼など一定のリズムを刻む運動によって分泌が促されます。今は屋内で過ごす時間が多く、直射日光を浴びる機会や噛む回数が減っています。また、ストレスによって使い果たされてしまうなど、現代人はセロトニン不足に陥りやすい状況にあります。


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カボチャの種は毎日、ひとつかみ程度の量を目安に食べるとよいです。生理痛ケアでカボチャの種と相性の良いナツメをプラスするのもよいです。

「女性の宝」と呼ばれるナツメは血の補給に優れた食材です。心を穏やかにする作用があるので、気滞を防ぎ、ストレスが原因の生理痛にもよいです。毎日、3粒程度を食べる、またはナツメを入れたマグカップに熱湯を注いでナツメ茶として飲むのもおすすめです。

YouTubeでもカボチャの種についてお話ししていますので、ぜひあわせてご覧ください。