【運気論】二の気の養生法


Photo by ぴぴふぉと

2026年は丙午(ひのえ・うま)です。丙午の五運は水運太過、六気は少陰君火司天、陽明燥金在泉です。

3月20日から5月20日は二の気です。午年の主気は少陰君火の火気ですが、3月20日から5月20日の客気は厥陰風木の風気です。今年は水が強くなる年で、五行の「水」は「木」を生みますから、木が強くなります。二の気について、以下の記述があります。

二之气,自春分日午正,至小满日辰正,凡六十日有奇,主位少徵火,客气厥阴木,中见水运,水生木,阳气布,风乃行,春气以正,万物应荣,寒气时至,民乃和,其病淋、目瞑目赤,气郁于上而热,宜治厥阴之客,以辛补之,以酸泻之,以甘缓之,岁谷宜丹,间谷宜稻,虽有风邪,弗能为害。

陽気が強く散布され、風の気がめぐり、春らしくなります。万物はそれに応じて繁栄します。気候は温暖で、たまに寒気が到来しますが、概ね人々は季節と調和します。

二の気に予測される病気は、淋証、目瞑、目赤です。淋証は頻尿や排尿時に渋ったり痛む病気です。目瞑は目の疲労や光をまぶしく感じるために目を開けていられない状態です。目赤は、目が充血して赤くなることです。これらは気が上昇して熱を生じるためです。足厥陰肝経を治療するとよいです。

淋証は、典型的な足厥陰肝経の病気です。肝経は泌尿生殖器を通るので、肝経が詰まると症状が出ます。タンポポなど利尿を促して解毒するものが適します。

温灸器をお持ちであれば、足厥陰肝経の太衝というツボに温灸をするのもよいです。太衝は足厥陰肝経の気が集まる重要なツボで、太衝を刺激すると肝経の気血の流れがよくなります。太衝への温灸は目瞑にも有効です。


Illustrated by きくちまり

目赤には利水し、毛細血管の血流を改善することが明らかになっているタンポポT-1がよいです。合谷や頭のてっぺんにある百会のツボを痛気持ちいいくらいカッサするのもよいです。


Illustrated by ミチヨ

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