8月6日は立秋ですが、地球温暖化を通り越して地球沸騰化とも表される猛暑では、むしろこれからが暑さも本番といった感があり、実感がわかないのは私だけではないと思います。
夏は水分や冷たいものを取り過ぎてしまい、クーラーのきいたところであまり動かずにいると、体に余分な水がたまり、不調を引き起こしやすくなります。
暑さで食欲が落ちているなら、旬のトウモロコシはいかがですか。
栄養的には、ビタミンB1、B2、E、亜鉛、鉄などビタミン類やミネラル類などが多彩に含まれます。漢方的には、甘みのあるトウモロコシは、胃腸のはたらきを整えて元気をつけます。また、余分な水分を出す働きがあり、むくみを改善し、排尿を助けます。
実はトウモロコシは捨てるところなしで、芯からはいいダシが取れますし、トリニダード・トバゴではトウモロコシの皮のお茶で月経の調子を整えるそうです。
トウモロコシのヒゲはお茶として使われている方が多いですが、かき揚げにしてもおいしいです。食感が気になる方は、細かく切ると食べやすくなります。ヒゲにもビタミン類や抗酸化物質が含まれます。
注意点としては、「鍋に湯を沸かしてから収穫しろ」といわれるほどトウモロコシは鮮度が命です。手に入ったら何はともあれ、すぐに食べましょう。