体のメンテナンスを助けるブロッコリー


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スーパーでブロッコリーを見かけることが多くなりました。日本では戦後から栽培が本格化したので最近の野菜という印象がありますが、地中海沿岸では2000年以上前から栽培されてきた野菜です。

ブロッコリーはビタミン類など栄養が豊富です。さらに、野菜の中でもタンパク質や鉄が多く含まれるというのもうれしいです。植物性の鉄はビタミンCと一緒に摂ると吸収がよくなるので、ビタミンCも豊富なブロッコリーは理想的な野菜です。

機能面も注目されるブロッコリーには、胃の粘膜を保護するS-メチルメチオニンに加えて、最近よく話題になるスルフォラファンという成分も含まれます。スルフォラファンは抗酸化作用が強く、細胞を修復して補強する働きがあります。

ブロッコリーのおいしい食べ方はいろいろありますが、ぜひニンニク炒めをお試しください。ブロッコリーを固めに下ゆでをして、熱した油にたっぷりのニンニクを入れ、香りが立ってきたらブロッコリーをさっと炒め合わせて塩で味を調えるだけですが、とてもおいしいです。

2026年には指定野菜に52年ぶりに追加され、健康を気づかう風潮も相まってこれからもっと食べられる野菜になると思います。
兵庫県のブロッコリーの産地のひとつである淡路島では、これからどんどん出荷されるとのことで楽しみです。みなさんもぜひおいしくて、体にもよい旬のブロッコリーをご賞味ください。