『HEALTH PLUS Vol.52 2025』が発売中です。
今回、私は「東洋医学からみた腎臓病」と題してお話しました。
近年、高齢化の進展を背景に透析患者数が増加していることから、腎機能の衰えを補うために漢方薬を希望される方が増える傾向にあります。しかし、自己判断による使用や個人輸入品で健康被害が起こるといった懸念される事例も起きています。
腎臓病に漢方薬を使う上でまず念頭に置かなければいけないのは、東洋医学と西洋医学では、そもそも腎の概念が違うということです。西洋医学における腎臓は、主に血液をろ過して老廃物や余分な水分を尿として排出します。
東洋医学においても、腎には尿を排出して体内の水分代謝を調整する役割があります。ただ、同時に腎は単なる臓器ではなく、精、すなわち生命エネルギーを蓄える臓腑であり、成長・発育・老化・生殖・骨・脳・耳・髪・精神などと深く関わると考えます。また、患者さんの状態はもちろん、どのように腎を傷めたかによっても治療方法は異なってきます。記事では、東洋医学からみた腎臓病の概要についてご紹介しています。ご一読いただければ幸いです。
ようやく暑さもやわらいできました。
夏の疲れを残さないように、お体にはどうぞお気をつけてお過ごしください。
<参照>
■邵輝、「東洋医学からみた腎臓病」、『HEALTH PLUS』Vol.52 2025


