干支の10番目が「酉(とり)」であることに加え、「に(2)く(9)」の語呂合わせから、10月29日は「国産とり肉の日」とされます。
疲れぎみのときに鳥のスープをいただくと、心までやわらぎます。鶏肉のスープで有名なのは、鶏肉にナツメや松の実などの漢方を詰めて煮込んだサムゲタンです。
鶏肉とナツメの組み合わせは、元気をつけるのにおすすめです。 お腹を温めて気を補う鶏肉は、体力を回復させます。
ナツメは葉酸と鉄を豊富に含み、脾胃の働きを助けます。消化がよくなり、食べ物の力を充分に体に取り込めば、気血を増やすことができます。東洋医学では「血が足りないと不安感を引き起こす」と考えます。ナツメの補血作用は心をおだやかにし、安眠を促します。
葛根湯にナツメとショウガが使われるように、ナツメはショウガと相性がよく、サムゲタンにもショウガがたっぷりと使われます。ショウガは風邪予防や吐き気止め、利尿、解毒、冷え性改善などたくさんの働きがあります。
本格的なものでなくても、手羽元にショウガとナツメを加えて煮込めば滋味深いスープができます。
ぜひ手軽にお楽しみ下さい。