夏はスイカを食べることが多いと思いますが、捨てられてしまう皮は、実はいろいろと活用方法があります。
薬膳的に、スイカには体にこもった熱を冷ます、利水する、イライラを鎮める、のどの渇きをやわらげるなどの働きがあり、皮には果肉よりも強い清熱・利水効果があるとされます。
スイカの皮を使った料理として、西瓜綿蛤蜊湯(スイカの皮の漬物とハマグリのスープ)が有名です。ハマグリにも体にこもった熱を冷まし、利尿作用があり、体液を補い、乾燥を防ぐ作用があるので夏にはおすすめのスープです。ショウガやトウガラシ、ネギとあいます。
スイカの皮は浅漬けにしてもおいしいです。塩もみして水気をしぼったスイカの皮を甘酢に漬けるときに、お好みで八角やトウガラシ、ニンニクなどを加えて味をなじませます。スイカは体を冷やす性質があるので、体をあたためる香辛料を加えることでバランスを取ります。陳皮やミョウガ、大葉ともあいます。
近年、スイカの皮のアンチエイジングについて研究が多く行われていますが、アルカロイドやフラボノイド、ポリフェノールが多く含まれるスイカの皮は、古代ローマではすでに美肌のために使われていたようです。20世紀の米国でもスイカの皮の冷却と保湿の作用が日焼けによる赤みや炎症を和らげるとして美容目的で使われていました。
そもそも、古代のスイカは現代のように甘みのあるものではなく、水分補給や薬用に使われていたので、むしろ皮と種が重用されていました。簡単にできますので、ぜひ一度お試しください。


