兵庫県の佐用町では7月中旬から8月中旬にかけて、約74万本のひまわりが順次、大輪の花を咲かせます。期間中は南光ひまわり祭りや花火大会なども開催され、夏休みのイベントとして楽しみにされています。
中国ではひまわりの全草を使用しますが、特に種はよく使われます。軽く炒ったものはおやつやお茶請けに人気です。薬膳的に補脾、潤腸、活血、解毒の働きがあるとされ、お粥やスープのトッピングにも使われます。
ひまわりの種は生薬としては向日葵子といい、利尿・去痰作用があります。また、種を食べた後の殻は、めまいや難聴、高血圧に使われます。
健康や美容の面から最近、注目されているのは、種を圧搾して得られるひまわり油です。ひまわり油に含まれるオレイン酸は便秘を改善し、リノール酸は心血管疾患を予防するといわれます。抗酸化作用を持つビタミンEも含まれます。ひまわり油は食用だけでなく肌や髪にも使うことができ、においもほとんどないことからクレンジングやマッサージ用オイルとしても使うことができます。
太陽のエネルギーを体現したような花の種ですから、元気がチャージされるのも納得です。ひまわりからたくさんエネルギーをもらいましょう。


