『HEALTH PLUS Vol.50 2024』が発売中です。
今号のテーマは「こころも体も踊る、フランス香る暮らし」です。
今回、私は「カッサでデトックス」と題してお話しました。
体のメンテナンスとして解毒の習慣はとても大切です。東洋医学では経絡を流すことで解毒するカッサ療法はおなじみのものですが、近年、スポーツ選手の回復力を高めるために、西洋医学でもカッサの注目度が高まっています。
レンゲなど身近な道具でもできますが、カッサ治療では症状ごとにカッサプレートを使い分けます。
例えば、血液循環をよくするにはメノウのカッサプレートを使います。皮膚を傷つけないように、クリームやオイルなどの保護材を塗りますが、血液循環をよくするにはメノウのカッサプレートとパイン(松)クリームの組み合わせがおすすめです。
メノウは成功、健康、長寿、富の象徴で、特に赤メノウは血液をイメージさせることから、生命力を高めて子宝にめぐまれるといわれます。漢方では、松は血流循環をよくして体をあたため、鎮痛、抗炎症、抗酸化に使われます。松エキスが含まれるパインクリームは、カッサ治療の保護材として最適です。
21日には夏至を迎え、暑さも本格的になってきます。
解毒を心掛けて心身にかかる負担を減らし、どうぞ健やかにお過ごしください。
<参照>
■邵輝、「カッサでデトックス」、『HEALTH PLUS』Vol.50 2024