コロナ感染による男性への悪影響


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味覚障害や倦怠感など、新型コロナウイルスによる後遺症は200以上も挙げられていますが、数は多くないものの、精巣や陰茎のサイズ縮小が報告されています。

泌尿器科のアシュリー・ウィンター医師は、「新型コロナウイルス感染症による男性器への悪影響は、血管内皮機能障害と関係しているかもしれない。血管に影響があれば勃起不全になる」と述べています。

学術誌「ワールド・ジャーナル・オブ・メンズ・ヘルス」では、2021年5月に新型コロナウイルス感染症と勃起不全に関する研究が発表されました。

また、感染症専門家のディーナ・グレイソン医師は、「新型コロナウイルスは血管に問題を起こすことがわかっている。そのため、EDを起こす懸念は現実的なものだ」と米NBCに語っています。

まだ報告段階で詳細は不明ですが、今後の報告が待たれます。

<参照>
■エド・ブラウン、コロナ感染で男性器の「サイズが縮小」との報告が相次ぐ、「一生このまま」と医師、Newsweek、2022年1月14日
■Eliyahu Kresch et al., COVID-19 Endothelial Dysfunction Can Cause Erectile Dysfunction: Histopathological, Immunohistochemical, and Ultrastructural Study of the Human Penis, World J Mens Health. 2021 Jul;39(3):466-469. English, Published online May 07, 2021,   https://doi.org/10.5534/wjmh.210055