【運気論】三の気の養生法

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2024年、甲辰の五運六気は土運太過、太陽寒水司天、太陰湿土在泉になります。前半は寒気が支配し、後半は湿気が支配します。

5月20日から7月21日にあたる三の気は、主気が少陽相火、客気は太陽寒水で、以下の記述があります。

三之气,自小满日亥初,至大暑日酉初,凡六十日有奇,主位少征火,客气太阳水。中见土运,天政布,寒气行,雨乃降,民病寒反热中,痈疽注下,心热瞀闷,不治者死,宜治太阳之客。

本来は梅雨で蒸し暑くなりますが、今年は寒冷が強いと予測されます。

暑いと汗が出て皮膚がゆるみ、気が体外に発散されますが、そうでなければ気が鬱して、寒や湿が体内で停滞します。体にたまった余計な水が腐ると熱を生じてイライラします。また、皮膚の気が停滞するので、化膿性の皮膚疾患にもなりやすいです。

養生のポイントは、体にたまった余計な水を排出することです。

半身浴や運動で汗をかくとよいです。お灸もおすすめで、発散作用がある大椎の温灸がよいです。

タンポポや緑茶など利尿作用があるものもよいです。ハトムギ茶は利尿作用の他に、皮膚の化膿にも使われます。