【運気論】五の気の養生法


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2024年の甲辰五運六気は、土運太過、太陽寒水司天、太陰湿土在泉になります。土運太過なので、一年を通じて湿気が支配します。

9月22日から11月21日にあたる五の気は、主気が陽明燥金、客気は少陰君火で、以下の記述があります。

五之气,自秋分日申初,至小雪日午初,凡六十日有奇,主位少商金,客气少阴火,中见土运,火能生土,土能生金,气位相和,阳复化,草乃长乃化乃成,民乃舒,宜调少阴之客。

五運六気の独特の考え方ですが、火は土を生み、土は金を生むので、客気の火の気が土運を助け、さらに金の気を助けます。五行的に調和しているので陽が回復し、草木は成長し、人々はのびやかになります。


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少陰の客気を調節することが望ましいとあり、宋代の『聖済総録』には、少陰君火の火気を「鹹味をもって補い、甘味をもって瀉し、酸味をもって補う」と書かれています。

秋は補陰すべき季節なので、鹹味の海のもの、例えばサンマや魚、貝などで陰を補います。熱は甘味で瀉熱します。ナシやカキなど、甘味で寒性のフルーツで体の余分な熱、特に体の上部の熱を取ります。また、秋は収れんすべき季節なので、ザクロなど酸味のもので皮膚の毛穴を閉じるのがよいです。

YouTubeでハマグリとザクロの動画も公開しています。あわせてご覧ください。