先日、知人からサン・ジョルディの日というすてきな習慣を聞きました。
サン・ジョルディは、スペイン・カタルーニャ地方の騎士です。ドラゴンに囚われていた姫を助けた際にドラゴンの血から咲いたバラを姫に手渡したという伝説から、彼の命日である4月23日に親しい人にバラを贈る習慣が生まれたそうです。
初夏に見頃を迎えるバラの開花ももうすぐです。
サン・ジョルディの日にちなんで、一足お先に大切な方にバラを送ってみるのはいかがでしょうか。
バラは古今東西、様々に利用されてきました。日本には最初、観賞用ではなく薬として伝わったようです。
貝原益軒が編纂した『大和本草』に記載があるナニワイバラは、果実を金桜子といい、根や葉、花も生薬として使われます。漏れ出るものを引き締める働きがあり、慢性の下痢や尿もれに山薬などと配合されて用いられます。
タレントの森三中、黒沢かずこさんが尿もれの症状に悩んでいることをシェアして下さってから、徐々に認知が進んできたとはいえ、まだまだ一般的に尿もれは高齢者がなるものと思われています。
ですから、P&Gジャパン株式会社が2019年に20代〜60代の日本女性4万人を対象とした尿もれに関する大規模な実態調査を行い、20代で57.1%、30代で64.4%が尿もれ経験があり、すべての世代で6割前後が経験するという結果を発表して、これまでの「常識」を覆したのは画期的でした。
吸水ケアやトレーニングなど対策方法はいろいろありますが、食に関連する提案として、明日、22日に「尿もれを防ぐ薬膳」をYouTubeにアップします。
あわせてご覧いただければ幸いです。
<参照>
■P&G、日本女性 20代から60代 40,000人 に聞く、UI(尿もれ)実態大規模調査、2019/10/17