新ゴボウ


Photo by TicTac

新ゴボウのおいしい頃となりました。ゴボウはもともと漢方として中国から日本に伝来しただけあり、抗ウイルス効果などさまざまな作用があります。

インフルエンザなどウイルスによって引き起こされる病気の発症や重症化にはウイルス量が関係します。手洗いやうがいとともにゴボウやタンポポのような抗ウイルスの食材を毎日の献立に取り入れて、体内で増殖するウイルス量を抑えることができれば予防になります。

また、食物繊維が多く含まれるので食後の血糖値上昇を抑え、血糖値を下げます。便秘にもよいです。

乳腺炎になったときにゴボウを煎じて飲むとよいということはよく知られています。特に授乳中の方は、意識して普段からゴボウを食べるようにすると乳腺炎の予防にもなります。

さらに、『本朝食鑑』に「ゴボウは男性の強精剤である」とあるように、精力を増強する生薬としてもゴボウは有名です。ウナギや牛肉と一緒に料理すれば、なお効果的です。